ryudo

近現代史がすきなミーハー

あらじょたい

文豪とアルケミストにはまりました。

 

本を読むことは子どものときからすきなことのひとつでした。でもその割、文豪といわれる方々の作品に触れることがなかったので、これはいい機会だなとマウスをぽちぽちする傍ら青空文庫さんで検索したり、国語の教科書をひっぱりだしたりしてきていました。

そんななか、ツイッター文アル読書会さんなるすてきな企画にめぐりあい、やった―参加する! よろこび勇んで課題になっていた徳田秋声の『新世帯』を読みはじめました。

いろいろ感想はあるのですが、とりあえず自分につっこみを。徳田秋声幸徳秋水がごっちゃになるなるのはどうかとおもうよ。何度が検索バーに間違えて入れて「秋声くん、天皇暗殺を企てて処刑!?」ってびっくりしているのほんとうに無駄だからね。

 

さて、詠み終わって一番にでてきた感想が「一幕劇とかでみてみたいなあ」でした。つぎにおもいをはせたのは、みずみずしく描かれた当時の風俗。何十年前に書かれたものだということを感じさせない文章と、そのことを実感させる女性への目線についてでした。まあでも、最後のことについては、いまの日本もあんまり変わったもんじゃなかったわというところに落ち着いてなんだかせつなくなりました。日本文学が怒涛の勢いで変化をつづけた時代の中でも、あまりかわらずそこに住みむひとのお腹の底の方に流れる得体の知れないものについて考えだしそうになったり。

そんな考えをとりあえず机の片隅に置き、徳田秋声といえば『自然主義』と習ったけれども、そもそも自然主義文学ってのはどういうものをいうんだろうか? 一作読んだだけじゃわからないやい! とグーグル先生に教えを乞うていたら年が明けてしまいました。あけましておめでとうございます。

でも、やっぱり説明の文章を読んでいるだけではいまいちぴんとこなかったので『あらくれ』や田山花袋の『蒲団』など有名な作品を読んでみたいなと画策しています。それがおわったら、対照的な主義のもとで書かれた作品、ロマン派や耽美派にも食指を伸ばしたい。そしてそれをなんとなくまとめたい。『新世帯』が連載されていた国民新聞というのも気になる。虚子さんがでてきたぞ。調べたい。

時間がいっぱいほしい、とおもいながら『新世帯』を読むきっかけをくれた文アル読書会さんの第2回課題作品の『観画談』(幸田露伴)を読みながら五重塔に潜る正月でした。

 

 

『新世帯』徳田秋声

 初出 明治41年

 

2016年12月27日読了