ryudo

近現代史がすきなミーハー

いりえのほとり

文アル余裕派イベントにそわそわしています。こんにちは。なんだこの花婿力は。そして、新文豪の坪内逍遥。たのしみですね。どちらも確定報酬っぽいのが最高ですね。しおりで潜書系の新文豪を引き当てられた記憶がないので、ほんとうに……、うれしい。

さて、そんな引き当てられなかった文豪のひとり、正宗白鳥の作品が読書会の課題になっていたので読みました。ビジュアル公開からずっとガッチャマンのイメージが抜けなくて困っています。

正宗白鳥著『入江のほとり』を読みました。

 

名前のついた登場人物が多い短編に対する適応能力が著しく低いわたくしですが、最初こそ混乱したものの、後半にかけてはでてくる名前もすくなくなり落ち着いて読めました。なんの自慢にもなりませんが。


読んでいるあいだずっと「このときの辰男のきもちを答えなさい」「このときの栄一の気持ちをあらわすことばを抜き出しなさい」みたいな、学校の現代文の試験のようなナレーションが脳内で流れ続けていて、なんだこのきもちは! すごく定期試験ででそうな気がする! となっていました。なんでかなあと考えたときにおもいついたことが、3つありました。1つ目は、心理描写がとても丁寧であること。2つ目は、エンターテイメント作品ではない中で、日常のことが描かれていること。3つ目が、いまの感覚からするとちょっと難しいことばが使われていること。現国の問題ってこういう作品が出題になってることが、多かったような気がするなあなんてことを考えていました。

2つ目の日常のことが描かれているというところ至って、あ! 自然主義やな知ってるで、としたり顔になりながら以前よんだ徳田秋声の『新世帯』のことをおもいだしてみたりもしたり。

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こっちの方がすきかな、とかいう程度の低い感想がでてきたので"Why?" と自分の中のアメリカンな部分に問いかけてもらったのですが、うまく答えはだせず。もしかしたら、学問と生活について書かれているところが琴線に触れたのかもなあとか。もうすこし、頭のよさそうな感想や文章が書けるようになりたいです。それこそ、自分だけで満足している辰男の英語のようなブログですよね。まあ、なにもしないよりはまし。そういうことですかね。

 

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2017年9月4日読了

『入江のほとり』正宗白鳥